エニアOSEck: ハイパフォーマンスDSP用 RTOS

組込み用 リアルタイムDSPコンパクトカーネル

エニアOSEckは、DSPに最適化された組込み用リアルタイムOSです。 メモリ制約型システムでも無理なく動作するコンパクト設計となっています。 OSEckはシングルコア/マルチコアデバイスに対し、豊かな機能と高パフォーマンスを提供します。

 

OSEckは広範囲のプロセッサーをサポートし、幅広いBSP(ボード・サポート・パッケージ)を提供します。 エニア独自の優れたIPC(インタープロセス・コミュニケーション)であるLINXをサポートしています。 

  • 8KB程度のコンパクトカーネル
  • ヘテロジーニアス分散環境向けに設計
  • シングルコア/マルチコアDSP対応
  • 先進のネットワークとセキュリティー機能
 
概要

OSEck(OSEコンパクトカーネル)はエニアのフル機能 RTOSであるOSEのDSPバージョンです。8Kバイト程度の少ないメモリ占有量で、イベント・ドリブン、リアルタイム応答を提供し、ビルドインエラーハンドラをサポートしています。 OSEckは無線端末、無線基地局、自動車、医療機器、航空宇宙分野など、世界中の様々なアプリケーションで採用されています。

 

他のOSEファミリーと同様、OSEckもハイレベルなメッセージ・パッシング・プログラミングモデルを採用しています。 これにより複雑なアプリケーションをよりシンプルに設計することができます。 このハイレベルなアブストラクション手法により複雑なアプリケーションの概念化を助け、モデル化やデバッグ作業を容易にします。 

 

シンプルですがとても有力なAPIを提供するOSEck上のプログラミングは、基本的に8つのシステムコールだけで多くのプログラムを組むことができます。 このバーサタイルなAPIとハイレベル・メッセージ・プロトコールが、アプリケーション規模と複雑性を解消し、シンプルかつパワフルなプログラミングを可能にします。少ないアプリケーションコードの変更によって、同OSEファミリーであるOSE、OSE Epsilonとの間の移植性/再利用性も高く維持されています。

 

エニアのIPCサービスであるLINXは、マルチコア上に分散したアプリケーションもダイレクト・メッセージ・パッシングにより有機的に接続できます。 LINXはシングルCPU上、マルチコアCPU上、分散環境システムにおける複数ノードをもシームレスにつなぐことができます。 LINXは複雑なアプリケーションのパーティションや分散をシンプル化します。 また最終コードの拡張性とメンテナンス性を向上させ、結果として最小の変更だけで既存アプリケーションを最新ハードウェア上で再利用できます。

 

LINX IPCサービスは、CPU上のOSEとDSP上のOSEckの混在分散環境下でも有効に働き、相互にシームレスなコミュニケーションを提供します。 通信インフラの多くの分散システムでは、コントロール・プレーンにはGP CPU(ジェネラル・パーパスCPU)を用い、データ・プレーンにはDSP(最近は特にマルチコアDSP)を用いています。 LINXを用いることで、OSEとOSEckは統一化されたソリューションを提供し、開発者は異種混在型プログラミングに頭を悩ませることなく、非常にシンプルな設計でシステム全体をまとめることができ、それは結果として市場出荷までの時間を短縮し、デバッグ効率をも高めます。 

 

エニアのDSPNetはOSEckとDSPアプリケーションに最適化されたコンパクトでハイ・パフォーマンスなIPv4v6スタックです。 最新のパワフルなDSPはGP CPUよりもむしろ高速にTCP/IP処理を行います。 

 

オプションのOSEシミュレーション環境であるOSEソフトカーネルは、OSEプロセスをWindows、Linux、Solarisホスト上でシミュレーションさせることができます。 これにより、ハードウェアが完成するまでソフトウェア開発を待つ必要がなく、ハードウェアが完成するまでの間も開発作業を進めることができ、いざハードウェアの準備が整ったら速やかに実機環境へ移行させることができます。

 

エニアのdSPEEDは、DSPアプリケーションの開発およびメンテナンスに対し、一連のマネジメント、デバッグ、エラー処理サービスを提供し、OSEckの利用性を向上します。

 

OptimaはEclipseベースのIDEです。 ビルド、ロード、デバッグ、プロファイリングを、CPU、システムレベルで提供します。

特徴長
  • 8Kバイト程度のフットプリント。 
  • スケーラブル。 要求アプリケーションに応じ、機能とフットプリントをコンフィギュレーション可能。
  • メッセージ・パッシング・アーキテクチャとプログラミングモデル。 モジュラー・システム設計を容易にし、複雑さを軽減。 完成後もメンテナンス性も向上。
  • マルチDSPとCPUが混在する分散環境でも有効なLINX(IPC)。 異種DSP/CPU間でもシームレスなコミュニケーションができるLINXを利用することで、分散設計を簡素化し、システム全体として優れたパフォーマンスを実現。
  • ビルドインのエラーハンドラ。 システムの信頼性、アベーラビリティ、と強靭性が向上します。
  • OSEおよびOSE Epsilonと同一API。 OSE RTOSファミリー(OSE、OSEck、OSE Epsilon)を越え、アプリケーションの再利用が可能。
  • システムレベル・シミュレーション。 実機ボード(ハードウェア)の完成前にプログラム開発、シミュレーション試験が可能。
  • DSPNetネットワークと高いセキュリティー。 DSPコア上でIPv4/IPv6スタック、IPSECとSSHを通したネットワークを実現します。
  • エニアOptimaツール。 CPUとシステムレベルにおいて、ビルド、ロード、ラン、デバッグ、プロファイリングが可能。
プロセッサー

サポートプロセッサー

LSI Logic:

SP26xx

DSP 16K

ZSP500

ZSP400 and DSP cores

CEVA:

X16xx

TeakLite-III

Texas Instruments: C6000 and C5000 family including:

TMS320C64x+ (e.g. C6455/72/74/82/84/86/87/88)

TMS320C67x

TMS320C55x

TMS320C54x

Freescale:

MSC8144

MSC8126

MSC8122

MSC8103

MSC8102

MSC8101

MPC5554

MPC555

MPC565

Analog Devices:

TigerSHARC TS201S

TS101S

関連製品・サービス

Enea dSPEED Platform

ENEA Optima

ENEA LINX for OSEck

プロフェッショナル・サービス

エニアのサービスチームではOSEckをお客様の新しいボードへの移植したり、アプリケーションプログラムの開発など、幅広い受託開発サービスを提供しています

OSEck評価版 ダウンロード

OSEckにご興味頂けたら、是非その性能をご評価ください。 DSPに最適なRTOSのパワーと信頼性をお手元でご確認頂けます。

 

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